現地9月3日、USオープン男子シングルス3回戦が行われ、今季3度目のグランドスラム制覇を狙う第2シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク3位)は、リシャール・ガスケ(フランス/同91位)と対戦。6-0、6-1、7-5と完勝し、直接対決の戦績を18連勝に伸ばした。
【動画】ナダル、ガスケに完勝でベスト16! マッチハイライト
今シーズン、ナダルは怪我を抱えながらも開幕から20連勝をするなど今大会前まで35勝4敗という素晴らしい成績を残しており、全豪オープンや全仏オープンで優勝。男子では史上最多となる22度目のグランドスラムタイトルを手にしている。
今大会の前哨戦「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATPマスターズ1000)で復帰したものの、初戦で敗退。ウィンブルドンで負傷した腹部の怪我で満足にサーブが打てず不安のある中、今大会を迎えた。
5度目のタイトル獲得へナダルは、今大会1回戦でリンキー・ヒジカタ(オーストラリア/同198位)を4-6、6-2、6-3、6-3と逆転で下すと、2回戦ではファビオ・フォニーニ(イタリア/同60位)と対戦。試合序盤でナダルらしからぬミスが出たものの、尻上がりに調子を上げて14度目の3回戦進出を果たしている。
3回戦の相手は、ツアー大会および国別対抗戦「デビスカップ」での対戦で17戦して負けたことがないガスケ。ナダルは、2008年ATPマスターズ1000マドリード大会から約13年以上にわたってセットを失っていない。
試合は、第1セット第1ゲームで0-40からキープしたナダルが流れを手繰り寄せて、一気に6-0とセットを奪うと、第2セットも隙を与えず2度のブレークに成功し6-1。ガスケはミスが止まらず、ナダルからゲームが奪えない。
第3セットも第1ゲームでナダルがサービスゲームがブレーク。ワンサイドゲームとなり、このままガスケにチャンスが来ないのかと思われたが、ここから粘りを見せる。
セット奪取へ息を吹き返したガスケはプレッシャーをかけたが、ナダルも再びレベルを上げてサービスをキープ。リードを許すことなく、第11ゲームでブレークして7-5。12度目のベスト16入りを果たすとともに、ガスケとの連勝を18に伸ばした。
4回戦でナダルは、第22シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同26位)と対戦する。
■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)~9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
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