現地9月22日、「モゼール・オープン」(フランス・メス/ATP250)シングルス2回戦が行われ、元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス/世界ランク284位)が、第1シードのダニール・メドベデフ(同4位)を6-4、6(7)-7、6-3で下し8強入り。約1年10ヵ月ぶりにトップ10から勝利を挙げた。
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2005年のATPマスターズ1000パリ大会以来、約17年ぶりにツアー大会に予選から出場となった37歳のワウリンカ。昨年、左足を手術し、今年3月のチャレンジャー大会で1年ぶりに実戦復帰を果たしたものの、ここまで3勝10敗という苦戦を強いられてきた。
だが、この日の試合では、第1セットを6-4で奪うと、第2セットもタイブレークで先にマッチポイントを握ったワウリンカ。コート深くで粘るメドベデフを前に、ストロークのミスが出てセットを奪い返されたが、最終セットは互いにブレークポイントがある中で2度のブレークに成功しフルセットの試合を制した。
オンコートインタビューでは、メドベデフの高いディフェンス力に苦労したと述べつつも、「いくつかミスはあったけど、全体的にはすごくいいレベルにあったよ。勝てて本当にうれしい」と喜んだワウリンカ。この日の勝利は、2020年11月のATPマスターズ1000パリ大会でアンドレイ・ルブレフ戦以来のトップ10勝利となった。
準々決勝では、ミカエル・イマー(スウェーデン/同100位)と対戦する。