日本はドイツに3連勝を許してファイナル進出ならず


9月13日、男子国別対抗戦「デビスカップ ファイナル予選2回戦 日本対ドイツ」(東京・有明/9月12~13日)第2日を日本は0勝2敗で迎え、ダブルスの第3試合では綿貫陽介(SBCメディカルグループ)/柚木武(イカイ)が登場。ケビン・クラビーツ/ティム・プッツに3-6,6-7(4)のストレートで敗れ、ドイツがファイナル進出を決めた。


【動画】綿貫陽介 鮮やかなバックハンド・ウィナー

14ヵ国が参加するファイナル予選2回戦は、初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合が行われ、先に3勝した国がイタリア・ボローニャで開催されるファイナル進出。今年2月に行われた予選1回戦でイギリスを3勝2敗で下した日本は、ファイナル予選2回戦で3度の優勝を誇るドイツとの対戦を迎えた。

シングルス2試合が行われた第1日では、西岡良仁(ミキハウス)がヤン・レナード・ストルフに4-6,7-6(4),4-6で、望月慎太郎(木下グループ)がヤニック・ハンフマンに3-6,3-6で敗れている。

日本は0勝2敗となり、あとがない状況で迎えた第2日。ダブルスで綿貫/柚木が登場し、昨年のツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」を制しているクラビーツ/プッツに挑んだ。

第1セット、相手のそつのないプレーを前に、ブレークを許したが、第7ゲームで柚木がネット際で浮いたボールを逃さずに攻撃。ブレークバックに成功する。勢いに乗りたいところだったが、ドイツの強豪ペアがそれを許さない。直後の第8ゲームで再びドイツペアがリードを奪って、日本は3-6でセットを失う。

続く第2セット、日本ペアは先にブレークしたが、慌てることなくポイントを積み重ねるドイツペア。日本はリードを守り切れず、直後にブレークバックを許してしまう。6-5では3本のセットポイントを握ったが、あと1本が奪えずにタイブレークに突入すると、ドイツペアが6連続ポイント。
日本ペアも追い上げたが、要所で強さを発揮したドイツペアに6-7(4)とストレートで敗れた。

この結果により日本は0勝3敗となり、ファイナル進出ならず。ドイツが3連勝で昨年に続いてファイナル進出を決めた。

第4試合では、19歳の坂本怜(IMG)と17歳のジャスティン・エンゲルが対戦。両国が期待する若手の対決となった。

<日本>
望月慎太郎(木下グループ/単:104位 複:440位)
綿貫陽介(SBCメディカルグループ/単:151位 複:897位)
西岡良仁(ミキハウス/単:153位 複:―)
坂本怜(IMG/単:189位 複:879位)
柚木武(イカイ/単:1625位 複:114位)

<ドイツ>
ヤン・レナード・ストルフ(単:98位 複:348位)
ヤニック・ハンフマン(単:135位 複:―)
ジャスティン・エンゲル(単:219位 複:294位)
ケビン・クラビーツ(単:― 複:12位)
ティム・プッツ(単:― 複:13位)

【U-NEXTが独占生配信】
2025年から5年間にわたってATPツアーとのパートナーシップを締結したU-NEXTが、9月12日(金)~13日(土)の2日間に開催される「デビスカップ ファイナル予選2回戦 日本対ドイツ」を独占ライブ配信を行う。
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