タイ商務省によると、米国関税の影響で、8月の輸出額は前年同月比5.8%増の277億ドルで、2024年9月以来の低い上昇率となった。輸入額は同15.8%増の297億700万ドル。
クルンテープ・トゥラキットなどの報道によると、輸出額の増加は14カ月連続。石油関連製品・金・武器を除く輸出額は同5.4%増。
1~8月の輸出額は、前年同期比13.3%増の2231億7500万ドル。輸入額は同11.3%増の2248億8000万ドルで、貿易収支は17億400万ドルの赤字。
同省貿易政策・戦略事務局(TPSO)のプーンポン局長は、「伸び率は昨年9月以来最低で、対米輸出が減速し始めている」と説明した。
2025年通年の輸出予測は、引き続き2~4%成長を維持。今年残り4カ月で減速が見込まれるが、9月以降に米国関税の影響が顕著になるとしている。