コパ・アメリカでもプレイした安部 photo/Getty Images
スペイン紙も認める才能
バルセロナとレアル・マドリードでプレイする日本人選手はいつ現われるのか。以前までなら、これは夢のような話だった。
まずは18歳の久保建英がレアル行きを決断し、いきなりトップチームのプレシーズンツアーに帯同するなど大きな一歩を踏み出している。もちろん勝負はこれからだが、期待されているのは間違いない。久保が白い巨人の一員としてサンティアゴ・ベルナベウのピッチに立つ日もそう遠くはないかもしれない。
驚きだったのは、これで終わらなかったことだ。現在バルセロナが鹿島アントラーズMF安部裕葵の獲得へ近づいているが、スペイン『El Mundo』はバルセロナが安部を狙ったことについて次のように伝えている。
「バルセロナは日本の才能である久保の獲得争いに敗れたが、もう1つの日本の真珠である鹿島の安部獲得を狙った」
さらにバルセロナはU-20ワールドカップにも参加したセレッソ大阪入りが内定している17歳FW西川潤にも目をつけている。この2人が将来的にバルセロナのトップチームでプレイできるのかは分からないが、バルセロナとレアルが次々と日本の真珠に目をつけているのは不思議な感覚がある。
安部も久保と同じく今夏のコパ・アメリカに出場した東京五輪世代で、パンチ力のあるキックと正確なテクニックがあると同メディアから評価されている。日本人選手がトップチームでプレイするまでの道のりは長いが、リーガの2強でプレイする日は確実に近づいている。