バルセロナのデ・ヨング photo/Getty Images
バルベルデはすでに複数パターンをテスト
バルセロナにとって中盤の3枚はいつの時代も生命線だ。ジョゼップ・グアルディオラ時代にはセルヒオ・ブスケッツ、シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタの3枚が絶対的な存在で、ここを軸としたパスワークこそバルセロナの強みだった。
しかし、今この中盤3枚が揺れている。イニエスタ、シャビが去り、中盤3枚の顔ぶれが固定されていないのだ。今夏にはフレンキー・デ・ヨングが加入したが、まだ指揮官エルネスト・バルベルデはベストな構成を見つけ出せていないように感じられる。
スペイン『MARCA』も、誰が中盤で先発するか誰にも分からないと取り上げている。ターンオーバーも絡んでいるのだろうが、バルベルデは今季すでに複数の中盤トリオの構成を試している。開幕節ではブスケッツがベンチとなり、デ・ヨング、カルレス・アレニャ、セルジ・ロベルトの3枚が先発。
そこからもデ・ヨング、アルトゥール・メロ、ブスケッツのトリオ、0-2で敗れたグラナダ戦ではイヴァン・ラキティッチ、デ・ヨング、セルジ・ロベルトのトリオで臨んでおり、中盤の構成は今ひとつ定まっていない。
デ・ヨング、ブスケッツ、アルトゥール、ラキティッチ、セルジ・ロベルト、アレニャ、アルトゥーロ・ビダルと中盤の人員は多い。今は結果が思うように出ていないため、バルベルデもベストな組み合わせ探しに頭を悩ませているのだろう。今後はチャンピオンズリーグの戦いも本格的に絡んでくるため、選手の疲労も考慮しつつ最適な中盤トリオで勝ち星を積み重ねていかなければならない。
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