レアルを救ったS・ラモス photo/Getty Images
選手たちが得た自信
昨季は迷走のシーズンとなってしまったが、レアル・マドリードは近年のチャンピオンズリーグを支配する特別な存在となっていた。2013-14シーズンの優勝に始まり、2015-16シーズンからは3連覇を達成。ギリギリの戦いもあったが、そこでレアルは驚異的な粘りを披露して勝ち続けてきた。
スペイン『as』によると、MFルカ・モドリッチはチームのメンタリティを変えた特別な一撃があったと振り返る。その一撃とは、2013-14シーズン決勝のアトレティコ・マドリード戦でDFセルヒオ・ラモスが決めた試合終了間際の同点弾だ。
レアルはこのゲームで前半36分に先制を許してしまい、アトレティコの守備を崩せないまま後半アディショナルタイムを迎えてしまった。その窮地を救ったのがラモスで、コーナーキックに頭で合わせて劇的な同点弾を決めてみせたのだ。
試合は延長戦に突入し、足が止まったアトレティコ相手にガレス・ベイル、マルセロ、クリスティアーノ・ロナウドが畳み掛けて4-1の勝利。レアルが2001-02シーズン以来の欧州制覇を果たすこととなった。
モドリッチは、ラモスの劇的同点弾からレアルが変わり始めたと感じたという。レアルは12年間チャンピオンズリーグのタイトルから離れていたが、その理由の1つがメンタルにあったとモドリッチは考えているのだ。
「あのゴールはメンタリティの何かを変えた。あの瞬間から僕たちは欧州で非常に強くなり、対戦相手が再び僕たちを恐れるようになった。フットボールにおいてメンタリティがいかに重要かを証明している。12年の間みんながラ・デシマについて話してきたけど、それはメンタルから来ていた。モウリーニョの下で準決勝に3度進んだけど、メンタルの壁を乗り越えることは難しかったんだ」
ラモスのゴールで諦めない強靭なメンタル、自分たちなら何かを変えられるとの自信を得たことがその後の欧州支配に繋がったのかもしれない。昨季は残念ながらベスト16で破れてしまったが、まだモドリッチもあの感覚は忘れていないはず。チームの顔ぶれは変わってきているが、レアルは近年のチャンピオンズリーグを知り尽くす存在として再び頂点を狙ってくるだろう。
36' Diego Godín
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) 2019年5月24日
90+3 Sergio Ramos
110' Gareth Bale
️118' Marcelo
️ 120' Cristiano Ronaldo
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