カマヴィンガも成長著しいが…… photo/Getty Images
19日にラ・リーガ第10節でセルタと対戦したレアル・マドリードは、苦戦しながらも2-1のスコアで勝利を収めた。決勝点を演出したのは、途中出場したMFルカ・モドリッチだ。
モドリッチの絶妙なスルーパスからFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールが生まれていて、やはりモドリッチのビジョンとテクニックは特別だ。
とはいえモドリッチも39歳。最近は途中出場がほとんどで、フル稼働を求めるのは厳しいところもある。代わりにエドゥアルド・カマヴィンガやオーレリアン・チュアメニ、フェデリコ・バルベルデらハードに戦えるMFたちが奮闘しているが、モドリッチ、現役を退いたトニ・クロースと同じプレイが出来る選手はいない。
セルタ戦前には、元フランス代表のエマニュエル・プティ氏もその部分を問題視していた。クロースが去り、レアルの中盤は大きな変化が迫られているのだ。
「マドリーの主な問題は中盤にある。クロースはいないし、モドリッチもかつてと同じではない。特にクロースが去り、以前と同じチームとは思えない。選手たちそれぞれにクオリティはあるが、チームという感じがしない。近年の彼らは組織としてプレイしていたからこそタイトルを獲得できたわけだが、今は同じ感じがしないね」
「カマヴィンガも優れた能力は持っているが、クロースとモドリッチがやっていたことをカマヴィンガに求めることはできない。不可能だね。
セルタ戦で見せたモドリッチのスルーパスは、他の選手には出せないレベルとも言える。代わりを見つけるのは簡単ではないが、やはりレアルには中盤を支配する司令塔が欠かせない。