インテルを率いるコンテ photo/Getty Images
目指すは勝ち点90超え
開幕から12試合を消化して10勝1分1敗。アントニオ・コンテを迎えたインテルは見事なロケットスタートを切った。
何より驚異的なのは、開幕後の12試合でコンテ以上の成績を残したインテル指揮官が過去に1人もいないということだ。コンテは12試合で勝ち点31を稼ぎ出したが、これは3冠を達成したジョゼ・モウリーニョ政権をも超えるスタートとなっている。
伊『Sky Sport Italia』がまとめているが、モウリーニョの下で3冠を達成した2009-10シーズンは9勝2分1敗で勝ち点29を稼ぐスタートだった。当時のチームはGKジュリオ・セーザルやDFルシオ、ワルテル・サムエルらを中心とした強固な守備が自慢のチームだったが、今季はそんな伝説軍団をも上回るスタートだ。
ロベルト・マンチーニの下でセリエA3連覇を果たした時のインテルも強かったが、コンテはマンチーニ政権のスタートをも超えている。2006-07シーズンは9勝3分の勝ち点30スタートだ。
とはいえ、当時のチームはそこから怒涛の17連勝を達成し、最終的には勝ち点97を獲得してシーズンを終えている。2位ローマに勝ち点差22をつける超独走体制での優勝となっており、コンテのチームがこれに続けるかはまだ分からない。
ちなみに、ルチアーノ・スパレッティが指揮した2017-18シーズンもマンチーニ政権と同じ9勝3分のスタートを切っている。こちらは12月から8戦白星なしの迷路に入り込んで最終的に5位でフィニッシュしているため、これと同じパターンになるのは避けたいところ。
インテル史上最高とも言えるスタートを切ったコンテ率いるチームはユヴェントスを超えられるだろうか。
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