クインテットの1人はネイマール photo/Getty Images
トゥヘルは彼らをどうコントロールする?
サッカー界では4人の強力ユニットのことを「カルテット」と表現することがある。古くはブラジル代表のジーコ、トニーニョ・セレーゾ、ファルカン、ソクラテス、2006年にはロナウジーニョ、ロナウド、カカー、アドリアーノの4人がそのように表現された。
ただ、今のパリ・サンジェルマンにはカルテットを超える「クインテット」を完成させることができる。つまりは五重奏という意味だが、今のパリにはネイマール、キリアン・ムバッペ、エディンソン・カバーニ、アンヘル・ディ・マリア、マウロ・イカルディと、超強力な5人が揃っているのだ。
指揮官にとっては嬉しい悩みだが、パリを指揮するトーマス・トゥヘルも起用法に頭を悩ませていることだろう。これまでは負傷離脱している選手がいたため、なかなか5人が揃わなかった。しかしカバーニが復帰し、ネイマールも代表マッチウィーク明けには出場可能と考えられている。
問題は個性が強い5人をどう回していくかだ。スペイン『as』も注目しているが、チームのバランスを考慮すると5人の同時起用は極めて難しい。基本布陣[4-3-3]に当てはめるなら、ディ・マリアを中盤起用したとしても4人が限界だ。
「多くの指揮官はその問題を望むかもしれないが、トゥヘルは攻撃のクインテットが揃ったことで選択のジレンマを抱えている」
同メディアはこのように伝えており、トゥヘルのチョイスに注目している。現状を考えると、基本的にはイカルディとカバーニの争いとなる。イカルディの方が好調を維持しているため、カバーニがベンチ要員になるとの見方が妥当なところか。
いずれにしても、トゥヘルはこのクインテットを上手く扱っていく必要がある。
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