マンUのラッシュフォード photo/Getty Images
モウリーニョの予想を超えていく?
マンチェスター・ユナイテッド期待の若手FWマーカス・ラッシュフォードはどこまでゴールを量産できるプレイヤーなのだろうか。これはラッシュフォードを9番タイプの選手と見るのか、ウイングプレイヤーとして見るのかで変わってくる。
例えば前指揮官ジョゼ・モウリーニョは、ラッシュフォードを純粋なセンターフォワードとは見ていなかった。スピードは魅力だが、シーズンに大量のゴールを奪うターゲットマンタイプのFWではないと判断していたのだ。
しかし英『Squawka』は、このモウリーニョの見方が正しかったのかと疑問を投げかけている。というのも、オーレ・グンナー・スールシャールの下でラッシュフォードの得点力が順調に伸びているからだ。
18日に行われたカラバオ杯・準々決勝のコルチェスター戦でも得点を記録したラッシュフォードは、これで今季の得点数を14まで伸ばした。昨季は47試合プレイして13得点止まりだったため、すでに昨季の数字を超えたことになる。
同メディアはモウリーニョが以前ラッシュフォードについて語っていた内容を改めて紹介しているのだが、モウリーニョは次のようにコメントしている。
「彼が9番タイプになれないとは言わない。対戦相手が引きこもらずにスペースを与えた時、彼は危険な9番となれる。トランジションの部分で彼は危険な存在だ。しかしオールド・トラフォードにくる相手は、たいていスペースを消してバスを並べてくる。彼はゴールを背にしてプレイする選手ではない。
ターゲットマンではないし、ストライカーのようにゴールを量産する選手でもない。彼はサイドから1シーズンあたり10~12ゴール奪う選手だと思う」
モウリーニョはロメル・ルカクの方をメインストライカーと考えていたようだが、スールシャールは前線にターゲットマンを置いていない。ラッシュフォードをセンターフォワードの位置で起用することもあり、こちらの方が得点力を活かしやすいのかもしれない。
同メディアはラッシュフォードがシーズンに20ゴールは奪える選手であることを証明していると伝えており、偉大な9番になれる可能性もある。スールシャールの下で戦う今季は、ラッシュフォードにとってワールドクラスへ成長するための特別なシーズンとなるかもしれない。
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