フリーキックを蹴るジュニーニョ photo/Getty Images
他のキッカーとは次元が違う
2010年代後半に入ってからはバルセロナFWリオネル・メッシもフリーキックによる得点数を増やしてきたが、それでも今世紀最高のフリーキッカーと呼ぶのは難しいのかもしれない。
上には上がいるものだが、リヨン時代に決めた全100ゴールのうち44ゴールが直接フリーキックという怪物もいる。元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノのことだ。
英『Sportbible』は史上最高のキッカーではないかと主張しているが、その評価も間違いではないだろう。美しい軌道を描くコントロールショットを放つメッシに対し、ジュニーニョはどこへ飛んでくるか分からないブレ球を多用するキッカーだった。
かなり遠い距離から直接フリーキックで狙うことができ、そのシュート範囲は普通のキッカーを遥かに凌駕する。英『BT Sport』はその中でもバイエルン、レアル・マドリード、バルセロナ相手に決めたフリーキックを紹介しているが、いずれも予想外の軌道でボールが飛んできている。
リヨン時代の全盛期はフリーキックを獲得すれば1点奪ったも同然といった空気があり、当時のジュニーニョを超えるキッカーは今も出てきていないと言っていいだろう。
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