マンUのマルシャル photo/Getty Images
才能は抜群ながらオフ・ザ・ボールに課題か
FWマーカス・ラッシュフォードが離脱したマンチェスター・ユナイテッドでは、FWアントニー・マルシャルへの期待が大きくなっている。ここ最近もフル出場を続けており、マルシャルにはゴールやアシストなど分かりやすい結果でチームに貢献することが求められている。
しかし、もっと改善できる点があるのではないか。2015年夏にモナコから加わったマルシャルは特別な能力を持つアタッカーと評価され、フランス代表でも主軸になっていくと期待されていた。その期待度から考えると、現状は少しばかり寂しい。
英『sky SPORTS』が問題視しているのは、ボールを持っていない時の動きだ。起用されているポジションにも左右されるだろうが、今季のマルシャルはやや運動量が物足りない。
今季リーグ戦での1試合平均走行距離は9.1kmとなっており、これは同僚のラッシュフォード(9.4km)、アーセナルのピエール・エメリク・オバメヤン(9.7km)、リヴァプールのロベルト・フィルミーノ(11.2km)より少ないものとなっている。
さらにスプリント数も物足りない。マルシャルの1試合平均スプリント数は10.3回で、こちらもオバメヤン&フィルミーノ(14.7回)、リヴァプールのサディオ・マネ(15.4回)、マンチェスター・シティのラヒーム・スターリング(16.1回)、ラッシュフォード(16.9回)とは差がついている。
マルシャルはスピードを1つの武器としているが、その選手としてはスプリント数が少ない。同メディアはこれもラッシュフォードの方が多くの得点を奪えている理由ではないかと伝えており、マルシャルはファイナルサードでも動きを増やしていくべきなのかもしれない。
期待の若手だったマルシャルも24歳を迎え、選手としてピークに近い時期を迎えている。今季リーグ戦8得点3アシストの数字は才能から考えると100%納得できるものではなく、マンUのエースアタッカーはさらなる活躍が求められている。
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