バルセロナのデ・ヨング photo/Getty Images
エリア外からゴールを狙う意識薄く
バルセロナとレアル・マドリード。両チームとも豪華な中盤を抱えているが、決定的な違いが1つある。
それはシュート意識だ。レアルのMFが積極的にシュートを狙っていくのに対し、バルセロナのMF陣はなかなかシュートを打とうとしない。
スペイン『as』が数字を紹介しているが、レアルはチーム全体のシュートのうち34.43%をMFの選手が打っている。エリア外からも積極的に狙っているのが数字が上がっている理由だ。
一方でバルセロナのMFは僅か9.22%に留まっている。中盤ではパスを選択するケースが多く、シュートを狙っていこうとする選手は少ない。個人にスポットを当てても差は大きい。
レアルではトニ・クロースが今季リーグ戦で44本、カゼミロが34本、フェデリコ・バルベルデとルカ・モドリッチが20本打っている。
対してバルセロナはフレンキー・デ・ヨングが4本、セルヒオ・ブスケッツとアルトゥール・メロが8本と少ない。アルトゥーロ・ビダルは13本、イヴァン・ラキティッチは16本を打っているが、それでもレアルMF陣に比べると少ない。
キケ・セティエン率いる現在のバルセロナはポゼッション率が上昇しているものの、相手の守備を攻略するのに苦労している。引いた相手を崩す際にはミドルシュートが有効な武器となることがあり、もう少しMF陣のシュート意識は高めた方がいいかもしれない。
リオネル・メッシ依存と言われることもあるが、シュートを打たないことには得点が入らない。シュートよりもパスが最初の選択肢となっているのは考えものか。
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