今夏の移籍が噂されるオバメヤン photo/Getty Images
「チャンスがあるのなら……」
アーセナルのエースは来季どこでプレイすることとなるのだろうか。これまでガナーズを引っ張ってきたガボン代表FWピエール・エメリク・オバメヤンの去就は未だに不透明なままだ。
アーセナルとの現行契約は2021年6月まで。しかし、現地メディアによると今の段階で契約延長交渉に進展は見られないとのこと。これを受けて、移籍金を得られる今夏にアーセナルはオバメヤンを放出するのではないかとの見方が強まっている状況だ。
昨季のプレミア得点王が市場に出回るとなれば、他クラブはこのチャンスを放ってはおかないだろう。現時点ではバルセロナやチェルシー、パリ・サンジェルマンなどのビッグクラブがこのスピードスターを狙っているという。先の読めない移籍話だが、オバメヤンは今夏どのような決断を下すのか。
かつてアーセナルで活躍した先輩はオバメヤンに移籍を勧める。その先輩とは昨季までヴィッセル神戸でもプレイしていた元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキだ。英『Sky Sports』のインタビューにて、かつてアーセナルで活躍した男は後輩FWの去就に関する自身の見解を次のように語った。
「彼のように素晴らしいシーズンを送った選手が、ビッグクラブから関心を集めるのは普通のことだ。少年時代からビッグクラブでのプレイを夢見ていたり、イタリアやスペインへ行きたかったのであれば、僕は彼が移籍するべきだと思うね。チャンスがあるのならそれを掴むべきなんだ」
「もちろん彼を売却しなければいらないのなら、アーセナルにとっては大きな損失となるだろう。
オバメヤンに夢を追うことを優先すべしとアドバイスを送ったポドルスキ。アーセナル・現エースの動向は先輩も大いに気になっているようだ。夢を追いかけるか、それともノースロンドンで愛され続けるか。今夏はこのスピードスターのキャリアにおいて、非常に重要なターニングポイントとなりそうだ。
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