チェルシー の象徴だったランパード photo/Getty Image
クラブOBが選出
2003年にロシアの富豪ロマン・アブラモビッチ氏がオーナーに就任して以降、チェルシーは急速にプレミアリーグで影響力を持つようになった。2020年現在ではプレミア“ビッグ6”の一角に数えられており、誰もが認める強豪クラブとなっている。
そんなチェルシーで活躍した名手たちで“歴代ベストイレブン”を作成するとなれば、どのようなメンバー構成となるのだろうか。なかなかに難しい議題だが、クラブOBのジェイソン・カンディ氏は英『talkSPORT』の企画でこの難題に挑戦している。同氏が選んだ11名は次の通りだ。
GK
ペトル・チェフ(在籍:2004年~2015年/クラブ通算出場:494試合)
DF
ブラニスラフ・イバノビッチ(2008年~2017年/377試合)
リカルド・カルバーリョ(2004年~2010年/210試合)
ジョン・テリー(1998年~2017年/712試合)
アシュリー・コール(2006年~2014年/338試合)
MF
エンゴロ・カンテ(2016年~在籍中/164試合)
セスク・ファブレガス(2014年~2019年/198試合)
フランク・ランパード(2001年~2014年/648試合)
FW
アリエン・ロッベン(2004年~2007年/106試合)
エデン・アザール(2012年~2019年/352試合)
ディディエ・ドログバ(2004年~2012年/381試合)

長くチェルシーのエースとして君臨したドログバ photo/Getty Images
まず守備陣を見てみると、2004-05シーズンにプレミアでたった15失点しかしなかったチームの主力が目立つ。チェフ、カルバーリョ、テリーは鉄板だろう。そこに長くチェルシーの両サイドを支えたイバノビッチとA・コール。盤石すぎて手の加えようがない最終ラインだ。対抗できるとすれば、現キャプテンのセサル・アスピリクエタくらいのものか。
中盤はその人の好みが出やすいだろう。とはいえ、カンテは近年この手のベスト11では鉄板となりつつある。少し意外なのはセスクで、クロード・マケレレが選外となっているのはちょっとしたサプライズと言えるか。ランパードは安定の選出だ。
最後は前線。こちらも順当なレジェンドが2人選ばれており、ドログバとアザールは鉄板のチョイスと言える。彼らとトリオを形成するのはロッベンだ。チェルシーのベスト11は2トップを採用する人も多いが、カンディ氏は3トップを選択した関係上、ジエゴ・コスタらよりもこのオランダ人をチョイスしたようだ。
見れば見るほど、豪華な選手が揃っていたことが窺えるチェルシー。今のチームにも優秀な選手が揃っているだけに、この先ベスト11がどう変わっていくのかが楽しみだ。
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