レアルのクロース photo/Getty Images
「キャリアを終えるのであればレアル」
“白い巨人”の中盤を支えるパスマスターは、おそらくそう長くないであろう残りの選手キャリアをどう過ごすつもりなのだろうか。レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが自身の今後について語っている。
現在30歳のクロースは2014年からレアルでプレイ。前所属のバイエルン・ミュンヘン時代と合わせてキャリアで4度チャンピオンズリーグを制し、ドイツ代表では2014年のブラジル・ワールドカップ優勝を経験している。レジェンドと呼ぶに十分過ぎる実績の持ち主と言えるだろう。
今季もここまでレアルで公式戦28試合に出場し4ゴール8アシストとフル回転しているクロース。だが、そろそろ彼の頭の中には“数年以内の引退”というワードもチラつき始めているはずだ。実際、今年2月には「レアルとの契約が満了を迎える2023年に僕は33歳。他のことを考え始めるにはちょうどいい時期だ。引退の決断までそう時間はかからないかも」と発言している。
そんな中、クロースが今後のキャリアプランについて、さらに自身が思い描いている展開を明かしている。独『GQ』のインタビューに対して、同選手は次のように語った。
「他の多くの選手と同じようにアメリカ行きも考えているかって? その生き方は僕には合わないかな。フットボールの世界で3年というのはとても長い時間だ。
契約満了までの間に考え方が変わるかもしれないが、3年後にレアルからの契約延長オファーがなければクロースは33歳で現役引退の可能性もあるようだ。名手だけに惜しい気もするが、本人はそれほどレアルを愛しているということなのだろう。
サンティアゴ・ベルナベウのファンを魅了してやまないクロース。我々は彼が引退してから後悔しないためにも、この3年間のうちにドイツが産んだ超絶テクニシャンのプレイを堪能しておきたいところだ。
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