マンCのジェズス photo/Getty Images
順調すぎる成功の裏にあった努力
ネイマールの後継者となり得る2人のガブリエウがいる。リオデジャネイロ五輪があった2016年、ブラジルではガビゴルことガブリエウ・バルボサと、ガブリエウ・ジェズスの2人が大きな注目を集めた。
同世代の2人はブラジル代表の一員として自国開催のリオデジャネイロ五輪を制覇。ここからスターへの階段を駆け上がるかと思われていたのだが、2人のキャリアは予想と大きく異なるものになった。
インテルなどで大苦戦したガビゴルに対し、ジェズスはマンチェスター・シティで大成功。ブラジル代表の得点源として昨年のコパ・アメリカ制覇にも貢献しており、非常に順調なキャリアだ。
ジェズスの方が才能があったとの一言で片付けてしまうこともできるが、それほど単純な話ではない。ジェズスもマンCに加入してから懸命に努力してきたのだ。
英『sky Sport』によると、大きく変えたのが食生活だ。マンCの指導が適切だったことも大きいが、クラブはジェズスの食生活に厳しいメスを入れた。欧州での戦いに適応できるよう、体のケアから始めたのだ。
ジェズスはコーラやピザなどハイカロリーな物が好きだったようだが、これらの食事を断ち切ってきたことを明かしている。
「ピザ、パンなど、僕はそれらが大好きだった。ハンバーガーが好きで、それらは僕の体にとっては悪いものだ。
ただ、それもパーソナルトレーナーのアンドレが来るまでのことだよ。アンドレは全てを理解していて、僕を大いにサポートしてくれた。僕の栄養面は以前よりずっと良くなっているんだ」
「僕はいつだって学ぼうとしてきたし、改善しようとしてきた。ピッチでも同じだ。何か体やクオリティに疑問を感じたら、改善しようとする。だからアンドレに来てもらった。人生で非常に良い判断だったと思う」
ジェズスはトレーナーのアンドレ・クーニャ氏と二人三脚で頑張ってきたようで、そうした栄養面のコントロールがハイパフォーマンスに繋がっているのだろう。
今はまだセルヒオ・アグエロに次ぐ2番手ストライカーといった立ち位置だが、本格的な主役になるのも時間の問題だ。努力を続ける限り、ジェズスは2022ワールドカップでもブラジル代表の点取り屋としてスタメン入りすることになるはず。努力を惜しまぬジェズスがどこまで成長するのか楽しみだ。
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