戻ってきたフュルクルク photo/Getty Images
ブレーメンを救う攻撃陣
終盤に意地を見せ、大迫勇也らのゴールで順位を16位まで上げたブレーメン。まだ2部3位ハイデンハイムとの入れ替え戦が残っているが、絶望的な状況から自動降格を避けたことは称賛されるべきだろう。
最終節ではケルンを6-1で粉砕することになり、そこで2ゴールと活躍した大迫の働きも見事だった。
しかし、ブレーメン必死の猛反撃の理由はそれだけではない。独『Rotenburger Rundschau』が注目したのは、復活した前線トリオだ。
今季開幕直後、大迫と一緒にブレーメンで快調な滑り出しを見せたのが189cmの大型FWニクラス・フュルクルクだった。開幕4試合で2ゴール1アシストと結果を出し、チームにとって大きな戦力となっていた。
ところが、フュルクルクはそこから怪我で長期離脱してしまう。戻ってきたのは6月13日のパーダーボルン戦で、ブレーメンはずっと前線のターゲットマンを欠いたまま戦う格好となっていたのだ。
同メディアは大迫、フュルクルク、そして今季ブレイクした若手FWミロト・ラシカの前線トリオのおかげで16位浮上が実現したとの見方を示している。フュルクルクはまだ100%フィットしているわけではないが、降格を避けるうえで大型FWは欠かせない。
スピードを活かしたダイナミックな攻撃が持ち味のラシカ、滑らかなテクニックを備えると同メディアから評価される大迫、そしてサイズを提供するフュルクルク。バランス的にもこのトリオは悪くない。
実はラシカが開幕から怪我がちだったため、今季このトリオが同時にピッチに立つのは6月が初めてのことだった。
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