来季はチェルシーでプレイするヴェルナー photo/Getty Images
レジェンドは後輩の選択を称賛
来季チェルシーにドイツから大物ストライカーがやって来る。2019-20シーズン、ブンデスリーガで実に「28」ものゴールを決めたRBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーだ。
ブンデスでも屈指の実力者として注目されていたビッグタレントを確保したチェルシー。この契約合意が発表される前、ヴェルナーの移籍先として有力候補とされていたのはリヴァプールだったが、ブルーズはそれを見事にひっくり返してみせた。第一報が伝えられた際には、多くのサッカーファンが驚いたことだろう。
そんなサプライズとなったヴェルナーのチェルシー移籍。これに関して、英『Express』へドイツのレジェンドが口を開いている。かつてチェルシーでもプレイした元ドイツ代表MFミヒャエル・バラック氏は、後輩の決断を称賛し次のように語った。
「本当にリヴァプール移籍の選択肢をティモが持っていたのならば、彼は最善の選択をしたことになるね。新天地でどれほどのプレイタイムを得られるか、チームの中で自分の役割がどれだけ重要かなど、移籍の際にオファーを評価することは重要だ。リヴァプールはCLとプレミアで優勝した。だが、ティモがサラーやフィルミーノ、マネを差し置いて毎週プレイできるかはわからないんだ」
「その点、チェルシーは若い監督に率いられた若いチームだ。今まさに新たな時代を築こうとしている最中だね。ティモの年齢(24歳)からしても、このプロジェクトに加わるのが最適だと私は思うよ。
ユルゲン・クロップ監督のサッカーにフィットすると言われていたヴェルナーだが、その前にリヴァプールでは出場機会を確保するのが難しいと主張したバラック氏。たしかに、試合に出れなければチームのスタイルも何もあったものではないか。
母国の大先輩に今回の決断を絶賛されたヴェルナー。はたして来季、この快速FWはイングランドの地でもこれまで通り得点を量産することができるのだろうか。2020-21シーズンのヴェルナーには、自分自身が「チェルシーに来てよかった」と思えるようなパフォーマンスを披露してほしいところだ。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!
電子マガジン最新号は、「欧州サムライ伝説」第2章。2010年代に入り、多くの日本人選手が欧州へ羽ばたいた時代へ。香川真司、長友佑都、本田圭佑、岡崎慎司、長谷部誠ほか……。欧州で足跡を残したサムライたちの偉業を豊富な写真とともに振り返ります!
http://www.magazinegate.com/theworld/