マンCの悲願はCL制覇にあり photo/Getty Images
結果次第では窮地に陥る可能性も
いよいよチャンピオンズリーグ決勝トーナメントが再開されるが、注目はピッチ上でプレイする選手だけではない。
もう1つの注目ポイントとなるのが強烈なプレッシャーにさらされる指揮官たちだ。
決勝トーナメントの顔ぶれや状況を見ていると、何人か怪しい立場にある指揮官がいる。
最も危ないのはバルセロナを指揮するキケ・セティエンで間違いない。リーガ・エスパニョーラのタイトルをライバルのレアル・マドリードに奪われただけで失敗と判断されているが、チャンピオンズリーグの方ではナポリとのベスト16第1戦を1-1のドローで終えている。
セティエンがバルセロナの信頼を掴むにはチャンピオンズリーグで結果を残すしかない。まさか伏兵ナポリに敗れてベスト16で姿を消すようなことがあれば、その瞬間にアウトかもしれない。
一部では3バックを採用する案もあるようだが、リーグ戦での苦い思いをチャンピオンズリーグで晴らすことができるか。
ユヴェントスのマウリツィオ・サッリも怪しい。セリエA制覇は果たしたが、その戦いも決して盤石と呼べるものではなかった。しかもチャンピオンズリーグの方ではベスト16の第1戦でリヨンに0-1と敗れている。
ユヴェントスの狙いはチャンピオンズリーグ制覇にあり、バルセロナと同じく伏兵のリヨンに敗れるなど許されるはずはない。セリエA9連覇を果たしても、リヨン相手に敗退した時点で今季のユヴェントスは失敗となる。サッリにとってはここからが真の勝負だ。
パリ・サンジェルマンを指揮するトーマス・トゥヘルにもプレッシャーはあるだろう。優勝を目標に掲げながら、彼らは準々決勝さえ通過できないシーズンが続いてきた。準々決勝の相手はアタランタだが、こちらも優勝候補と評判のクラブではない。確実に勝ってベスト4へ進出しなければならない。
もちろんアタランタの攻撃陣は脅威だが、それはネイマールやマウロ・イカルディ、アンヘル・ディ・マリアらを抱えるパリも同じであり、かけてきた金額を考えても攻撃力は相手の方が上だったなんて言い訳は通用しない。
マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラもトゥヘルと似ているか。
マンCは今季の国内リーグを落としてしまったが、チャンピオンズリーグが最大の目標だ。これさえ獲得できれば今季は大成功との評価になるはず。
グアルディオラ体制も4年目を迎え、そろそろ欧州の頂点へ近づきたい。本人もバルセロナ以外のクラブでチャンピオンズリーグ制覇を実現したいところだろう。
ベスト16の相手は難敵レアル・マドリードだが、第2戦でも確実に勝利できるのか。こちらもベスト16敗退は許されない。
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