トッテナムのケイン photo/Getty Images
1億ポンドも出せるなら9番を確保せよとOB
かねてよりマンチェスター・ユナイテッドが狙っているとされるアタッカーといえば、ドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョだ。
今季ブンデスリーガで17ゴール17アシストという驚愕の成績を残した20歳が加われば、赤い悪魔の攻撃陣はさらなる完成を見るはず。
しかし、1億ポンドもの大金をつぎ込めるならば、マンUにはサンチョよりも狙うべきFWが別にいると主張する人物がいる。クラブOBのポール・スコールズ氏はサンチョの能力を認めつつも、『BT Sport』に対して次のように自身の意見を語った。
「誤解しないでほしい。私もサンチョのことは最高級のクオリティを持った選手だと認識しているよ。 彼は世界中のあらゆるチームの問題を改善することが可能な人材だと思う。リヴァプール、シティ、バルセロナ、レアル。どこへ行っても問題ないと思うね。だけど、ユナイテッドはサンチョと非常によく似たタイプの選手がすでに3人もいる。サンチョほど良いかと言われればそうではないかもしれないが、ハイレベルな選手たちだよ」
「だから、彼らがサンチョよりも獲得すべきはハリー・ケインなんじゃないかと思うんだ。私が思うに、ユナイテッドに必要なのは純粋なセンターフォワードだ。
サンチョのようなウインガーに資金を投じるよりも、ケインのようなチームにいないタイプのセンターフォワードにお金をかけるべきと主張したスコールズ氏。たしかに、今のマンUにはウイングやシャドーストライカー向きの選手が多いだけに、同氏はこう言いたくなるのも無理はないだろう。
長きにわたってサンチョを追い続けてきたマンUだが、彼と似たタイプの選手が躍動し始めたことでこの20歳を獲得する意味を失いつつあるか。ケインとは言わないまでも、今夏彼らが狙うべきは9番タイプのストライカーなのかもしれない。
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