すでにウクライナ代表にも召集されているミコレンコ photo/Getty Images
ウクライナで赤丸急上昇中の21歳
今季セリエAをまさかの7位でフィニッシュすることとなったナポリ。シーズン途中で指揮官交代というハプニングもあっただけにチームの立て直しが難しかったということも考慮しなければならないが、もう少し上の順位にはいたかったところだろう。
しかし、そう簡単に順位を上昇させることができるならば苦労はしない。2020-21シーズンに逆襲を図るならば、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督のサッカーに適する人材を何人かは補強しなければならないだろう。復活への道は甘くないのだ。
前線はリールからナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンを確保することに成功した。高さとスピードを兼ね備えたストライカーはナポリの攻撃陣を活性化させてくれることだろう。
そこでナポリが獲得に向かうとされていたのがレアル・マドリードの23歳DFセルヒオ・レギロンだ。今季レンタル先のセビージャで31試合に出場し、チームの4位フィニッシュに貢献した同選手。レアルでは左SBの3番手扱いとも言われているが、その守備力の高さはピッチ上で証明している。
とはいえ、その実力ゆえにレギロンは今夏移籍市場で出回る選手の中でも注目株と位置付けられる選手だ。獲得が失敗に終わる可能性も大いにあるだろう。ナポリの他に興味を持っているとされるパリ・サンジェルマンやアーセナル、チェルシー、エヴァートンといったクラブは強敵。マネーゲームに持ち込まれればナポリにとっては不利と言えるか。
そんなレギロンをめぐる状況もあり、ナポリは急遽ターゲットを変更する可能性があると伊『calciomercato』が伝えている。
ウクライナでプレイしているだけに注目度こそレギロンには劣るが、大きな伸びしろを感じさせるミコレンコ。はたして、ナポリは今夏この21歳をチームへ迎え入れることとなるのだろうか。南イタリアの古豪は上質な“プランB”を用意しているようだ。
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