PSGのドラクスラー photo/Getty Images
ドイツ代表にとってプラスではない
ネイマール、キリアン・ムバッペが主役となっているパリ・サンジェルマンの攻撃陣では、トップレベルの技術を持っていても埋もれてしまう危険性がある。
現在パリで印象が薄い存在となっているのが、ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーだ。
若い頃より天才肌のアタッカーと評価されてきたドラクスラーは、ドイツ代表でも2014ブラジルワールドカップ制覇や、2017年のコンフェデレーションカップ制覇を経験している。
代表監督ヨアヒム・レーヴもその能力を買っていたはずだが、パリに移籍した2017年からの3年間は伸び悩んでいる印象が強い。
レギュラーポジションを確保できず、2019-20シーズンは無得点で終えている。バイエルンとのチャンピオンズリーグ決勝でも18分間しか出番がなく、ネイマール、ムバッペ、アンヘル・ディ・マリアらの牙城を崩すのは容易ではない。
この状況に独『DW』は、ドラクスラーが移籍も検討していると取り上げている。
来夏開催予定のEURO2020でドイツ代表メンバーに入るためには、クラブで出番を確保しておかなければならない。代表のことを考えるならば、パリに留まるのは理想的な判断ではないかもしれない。
未だにドイツ国内でのドラクスラーの評価は高く、パリでの現状があってもオファーを出すブンデスリーガのクラブは多いと考えられている。
26歳という年齢を考えると、本来はクラブでエース級の存在になっておきたい。パリへの移籍は大成功とはなっていないが、ドラクスラーは来夏までに状況を変えられるか。
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