エヴァートンのハメス photo/Getty Images
早くもエヴァートンの王になった
レアル・マドリードで競争に敗れたMFがプレミアリーグで活躍できるのか。そもそもプレミアリーグのフィジカルバトルに対応できるのか。
今夏エヴァートンに移籍したMFハメス・ロドリゲスに疑問を抱く人も少なくなかった。レアルからエヴァートンへの移籍は、クラブの規模だけを考えれば明らかなステップダウンだ。ハメスの全盛期は過ぎたと思った人もいたかもしれない。
しかし、そうした疑問はすぐに吹き飛んだ。恩師カルロ・アンチェロッティと再びタッグを組んだハメスはいきなりゴールにアシストにと活躍を始め、エヴァートンの開幕ロケットスタートに大きく貢献している。もはやエヴァートンはハメスの左足でコントロールされているチームと言っても大袈裟ではない。
実はこの活躍を受け、ハメスへの評価が間違っていたと素直に謝る人も出てきている。スペイン『MARCA』がその模様を取り上げているが、かつてトッテナムなどで活躍した元イングランド代表FWダレン・ベント氏もハメスがプレミアに適応できるか疑問を抱いていた人物の1人だったという。
ところが最近になり、「私はハメスがプレミアで本当にハードに戦わないといけないと言っていた者の1人だが、ハメスとエヴァートンのファンに謝罪する」とコメントしている。
ハメスは自身がワールドクラスのレフティーであることを再度証明することになり、エヴァートンは上昇気流に乗っている。王様ハメス軍団と呼んでもいいエヴァートンの快進撃はどこまで続いていくのか。トップ6入りも不可能な目標ではない。