トッテナムを指揮するモウリーニョ photo/Getty Images
圧倒的な攻撃力で優勝争いへ
ジョゼ・モウリーニョのチームは守備的との見方もあるかもしれないが、今のトッテナムにそのイメージは似合わない。
1日にはヨーロッパリーグのプレーオフでマッカビ・ハイファ相手に7-2、さらに4日にはマンチェスター・ユナイテッドを6-1で粉砕するなど、今のトッテナムはトップレベルの破壊力を備えたチームだ。
マンU戦は前半に相手選手が1人退場するラッキーはあったものの、それでもマンUを6得点で沈めた攻撃力は見事と言える。
ハリー・ケインとソン・フンミンのコンビは完成の時を迎え、サイドバックにもセルヒオ・レギロン、マット・ドハーティと攻撃で違いを生み出せるプレイヤーを加えた。
サウサンプトンから獲得したMFピエール・エミール・ホイビュルクもシンプルながら安定したパスで攻撃のリズムを作っており、今夏の補強は想像以上に効果的だ。

攻撃陣爆発するトッテナム photo/Getty Images
そしてレアル・マドリードから戻ってきたFWガレス・ベイルのことも忘れてはならない。ベイルはフィットするか分からないボーナスプレイヤーのような立ち位置だが、本来の実力を発揮してくれるならプレミア15得点は狙えるだろう。
マンU戦はそのベイル、さらに中盤のジオヴァニ・ロ・チェルソを欠いていた。それでもマンUを沈める破壊力を見せたことから、英『90min』はトッテナムを今季の優勝候補に含めるべきとの見方を示している。
昨季途中からの就任だったとはいえ、モウリーニョのチームは2年目に強いと言われる。今季その流れに乗って優勝争いへ絡んでいけるのか。
攻撃力は本物であり、近年やや評価を落とし気味だったスペシャル・ワン・モウリーニョに反撃の時はきた。