レアルのヴィニシウスとロドリゴ photo/Getty Images
来夏の補強次第では激しい争いになる
現在のレアル・マドリードではエデン・アザール、カリム・ベンゼマ、マルコ・アセンシオのトリオが攻撃の軸と考えられているが、数年後の攻撃ユニットはどうなっているのだろうか。
一部では来夏にもパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ、ドルトムントFWアーリング・ハーランドといった大物アタッカー獲得に動くとも言われており、そう遠くないうちに新たな攻撃ユニットが誕生することになるかもしれない。
ムバッペ、ハーランドの獲得はサポーターにとっても夢だろうが、それに負けじとポジションを確保したいのがロドリゴ・ゴエスとヴィニシウス・ジュニオールの若手ブラジルアタッカーコンビだ。
3日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のインテル戦では2人とも途中出場し、終盤にはヴィニシウスのクロスからロドリゴが得点を決めてチームに勝利をもたらした。ネイマールの後継者候補とも考えられる2人が繋がったのはポジティブなことだ。
ヴィニシウスがロドリゴを狙ってグラウンダーのクロスを出したかまでは分からないが、ひとまず2人でゴールを演出することはできた。2人ともこのままレアル攻撃陣の主軸になっていってほしい存在だ。
今のところチャンスメイク力ならヴィニシウス、得点力はロドリゴの方が上と考えられ、今回のインテル戦ではそれぞれの特長が出ることになった。左サイドのヴィニシウスがチャンスメイクし、右からエリア内に侵入したロドリゴが決める。このパターンは今後のレアルで増やしていきたいものだ。
ムバッペやハーランドのような大物がくれば前線のポジション争いは激しいものとなるだろうが、ブラジル期待の若手コンビはポジションを確保できるだろうか。ブラジルサッカー界も2人がレアルで中心選手になっていくことを願っているはずだ。