インテルでゴールを量産するルカク photo/Getty Images
圧巻の得点ペース
怪物ストライカーはついに目覚めた。
1日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節でボルシアMGと対戦したインテルではFWロメル・ルカクが2ゴールと活躍。
ルカクはエヴァートンやマンチェスター・ユナイテッドでプレイしていた頃はビッグゲームに弱いと指摘されることもあったが、インテルでは大一番で力を発揮する特別なストライカーとなっている。
インテルに加入してからの成績は63試合で45ゴール。1試合平均にすると0.71点と非常に高く、伊『Il Giorno』によればセリエA得点王も獲得したことがある元インテルの故イシュトヴァン・ニエルシュ氏(0.70ゴール)、元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏(0.64ゴール)のペースをも上回っている。
ニエルシュ氏、ヴィエリ氏とは試合数にも違いはあるものの、ルカクがクラブ史に残るペースでネットを揺らしているのは間違いない。
他のクラブOBと比較すると、ジョゼ・モウリーニョの下で3冠にも貢献した元カメルーン代表のFWサミュエル・エトーはインテルで通算102試合に出場して53ゴールだったが、ルカクはあと8点でエトーの数字に並ぶことになる。この数字を見てもルカクの凄さが分かってくる。
他にも元アルゼンチン代表FWエルナン・クレスポはインテルで通算116試合に出場し、得点数はルカクより1点だけ多い46ゴールだ。2000年代のサッカー界を代表する点取り屋の1人でもあったクレスポをあっさり超えていくであろうルカクのペースは衝撃的だ。
ルカクはこのままインテルのレジェンドとなるのか。マンUでは思うような結果を残せなかったが、インテルでついにその才能が開花している。