ミランにレンタル移籍中のB・ディアス photo/Getty Images
レアルでは出番がなかったが……
やはり才能は本物だったか。マンチェスター・シティの下部組織に所属していた頃よりフィル・フォデン、ジェイドン・サンチョとともにポテンシャルが高く評価されていたアタッカーがついに目覚めた。
その選手とは、今夏レアル・マドリードからミランにレンタル移籍した21歳MFブラヒム・ディアスだ。
主にウイングを主戦場とするテクニシャンのディアスはレアルでこそ定位置を確保できなかったが、そのテクニックは10代の頃より評価されていた。レンタル先のミランでは早々に結果を出しており、ここまで14試合に出場して4得点を奪っている。
ディアスはマンC、レアルのトップチームで合わせて36試合に出場しているが、それぞれ2点ずつ奪っただけだ。つまりミランでは早くもその数字に並んだことになる。これだけでもミランへのレンタルは正解だったと言える。
レアルではFWヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスとウイングの位置に同じ若手のライバルがいる。さらにビジャレアルにレンタル移籍しているMF久保建英のことも忘れてはならない。ディアスにライバルは多いが、ミランで証明している通り実力は本物だ。
フォデン、サンチョと比較するとブレイクの時は少し遅れたが、ついにディアスが真価を発揮する時だ。