今季もCLベスト16に進めなかったインテル photo/Getty Images
決勝トーナメントにさえ入れない
チーム力は確実にアップしているはずなのだが、なぜインテルはこうもチャンピオンズリーグで勝てないのか。
インテルといえば2009-10シーズンにジョゼ・モウリーニョの下でいくつもの激闘を戦い抜き、チャンピオンズリーグを含む3冠を獲得。
あれから10年の時が経過したが、とにかくチャンピオンズリーグでは勝てない。2011-12シーズンにベスト16で敗れてからは6シーズン連続で出場権そのものを逃し、2018-19シーズンからようやくチャンピオンズリーグの舞台へ復帰。
ところが、ここから3シーズン連続のグループステージ敗退と苦しんでいる。今季もレアル・マドリードと同居したとはいえ、ロメル・ルカクやラウタロ・マルティネスなど戦力は整っていた。最終的にインテルは1勝3分2敗の最下位でグループを終えたが、少なくとも最下位に沈むような戦力ではない。国内ではリーグ制覇も狙えると評判なだけに、チャンピオンズリーグでのグループステージ敗退はショックが大きい。
スペイン『MARCA』も「2010年の制覇からインテルにチャンピオンズリーグの呪いは続いている」と伝えており、決勝トーナメントに進出するだけでも一苦労といった感じだ。今季はチャンピオンズリーグを落とした分リーグ戦に集中できるとポジティブに考えることもできるが、来季こそは決勝トーナメントに入りたいところ。サポーターも2011-12シーズン以来となる決勝トーナメントの戦いを待っているはずだ。