ドイツの世代別代表にも名を連ねているディンクチ photo/Getty Images
サージェントだけではない
日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンに、またも将来有望な若きストライカーが出現している。これまで同クラブにおける有望株ストライカーといえば、20歳のアメリカ代表FWジョシュ・サージェントだった。
その逸材の名はエレン・ディンクチ。今月13日に19歳を迎えたばかりの選手だ。まだ正式にトップチーム昇格とはなっていないものの、同選手は現地時間19日に行われたブンデスリーガ第13節のマインツ戦で大仕事をやってのけた。0-0の状況で迎えた85分に投入されたディンクチは、終了間際の90分に値千金の勝ち越しゴールを叩き込むことに成功。この試合がデビュー戦だったにもかかわらず、ディンクチは最高のインパクトを残してみせた。
そんな19歳の超新星が披露したパフォーマンスには、チームを率いるフロリアン・コーフェルト監督も大満足の様子。ここ数試合、良い流れで試合を運ぶも結果が出ていなかったブレーメンにとって、ディンクチが挙げた決勝ゴールの意味は大きかったと指揮官は次のように語る。独『Sport 1』が伝えた。
「我々は過去数試合で本当に安定した戦いを披露していたが、ようやくそれが報われたよ。結果がなかなか出ていなかったからね。そんな状況を変えてくれたのは、紛れもなくエレンだ。
現在ブンデスで13位に沈むブレーメンだが、その流れを変えた可能性があるディンクチの出場機会は今後増えてくるのだろうか。大迫にとってはあまり嬉しい話ではないかもしれないが、ドイツの名門クラブに次々と将来有望なストライカーが出現している。