カバーニに指示を出すスールシャール。これからが正念場となる photo/Getty Images
延長提示も、まだ油断は禁物か
今季のプレミアリーグは残り12節と後半戦に突入しており、マンチェスター・シティが2位に12ポイント差を付けて首位を独走している。
現地時間2月28日に行われた26節のアウェイ、チェルシー戦は無得点に終わったものの、チャンピオンズリーグで白星を挙げ、勢いに乗るチームに得点を許さなかったのは称賛に値すると言える。
攻撃面では、メイソン・グリーンウッド、マーカス・ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデスが前線で躍動、中盤はフレッジ、マクトミネイが水を運ぶ役割を遂行し、汗かき役としてチームに貢献している。DF陣は鉄壁の守りとはいかないが、ハリー・マグワイアを中心に、黒星をマンチェスター・シティに次ぐ2番目の少なさに抑えている。
スールシャール監督はここまでのチームを作り上げ、昨季は3位とチャンピオンズリーグの出場権を獲得。ここまでは自身の背負うタスクを十分にこなしている。英『Daily Mail』によると、クラブは今季の結果次第でスールシャールに新しく2年契約を提示するようだ。無策、選手のコンディション次第などと揶揄されることもあるが、結果を残すことでクラブに評価された形だ。
しかし、油断は禁物だ。FAカップやヨーロッパリーグなどのコンペティションはまだ残っており、効果的なターンオーバーなどマネジメントの手腕も見せなくてはならない。
良い成績であるとも、まだまだ不十分であるとも取れる“現在2位”のマンUは評価が難しい。これまで以上に結果が欲しいスールシャールの采配に注目が集まる。