ブライトンで活躍中のビスマ photo/Getty Images
エヴァートン戦は引き分けとなったが、攻守に渡って大きく貢献した
12日に行われたブライトン対エヴァートンの一戦は互いにボールを保持して攻めあう展開となるも、ゴール前での決定力を欠いてしまい、スコアレスドローとなった。この試合で23本のシュートを放つも、枠内シュート3本と寂しい結果となったブライトンだが、上位陣相手に得た勝ち点1は残留に向けて大きなポイントとなりそうだ。
そんな攻撃に悩みを抱えるブライトンだが、この試合で攻守に渡って大きな貢献をもたらしたのが、ボランチでの先発となったイヴ・ビスマだ。
2018年にフランス・リールから加入したビスマは、加入当初から出場機会は得ていたものの、今季ここまでリーグ戦28試合でスタメン出場と完全に定位置を奪取している。
引き分けとなったエヴァートン戦で先発出場を果たしたビスマは中盤で攻守に渡って大きく貢献。タックル成功数5回とチームトップの数字を記録し、相手のエースであるハメス・ロドリゲスに対してしっかりとしたマークで自由にさせず、中盤でのフィルター役として活躍。
攻撃面でも冷静に自分のタスクをこなし、キーパス2本を記録したスルーパスから攻撃を活性化。また、ドリブルでの運びも得意とし、この試合チームトップとなるドリブル成功数3回を記録した。何度も好機を創出していたが、スコアを動かずことができなかったことが残念だ。
また、アーセナルやレスターの指揮官がビスマ獲得に関心を持っていると、英『Daily Mirror』が報じており、来夏のステップアップもあるのかも知れない。今後のビスマの活躍に注目したい(データは『WhoScored.com』より)。