前人未踏の4冠を狙うジョゼップ・グアルディオラ photo/Getty Images
週末のFA杯準決勝で相まみえる両者
序盤にはレスター・シティに大敗し、今季のマンチェスター・シティはどうなるのかと思われたが、リーグ戦は首位を独走、国内カップ戦を両方残しており、鬼門であったチャンピオンズリーグ準々決勝を無事突破と、終盤にきて無類の強さを見せている。
ここで少し気になるのは4冠の可能性だ。
そんな前人未踏の挑戦に臨むマンCだが、その4冠で最大の障壁となるのはチェルシーではないかと予想することができる。チェルシーとの前回対戦時はまだフランク・ランパードが指揮官であり、トーマス・トゥヘル就任以降、チェルシーが全く別のチームへ変貌を遂げているため、どのような試合になるか予想がつかないからだ。
今後の日程としては18日にFA杯で決勝の座を賭けて戦うこととなっており、チャンピオンズリーグでは互いが勝ち進めばファイナルで顔を合わせることになる。
加えてチェルシーは過去シーズン中に監督を変えてチャンピオンズリーグを優勝した経歴を持っている。今季も準々決勝でユヴェントスを倒したポルトに勝利しており、2011-12シーズンの再現は可能性としては十分に考えられる。
リーグ戦は独走中ではあるが、指揮官が過密日程を考慮してリーズ戦のように勝ち星を落とす可能性もあり、まだ完全に優勝が決まったわけではない。5月8日にはリーグ戦でも直接対決を控えているだけに、負けられない戦いが続く。
このようにシーズン終盤に入り、好調を維持する両者がピッチで顔を合わせる数は少なくとも2回用意されている。まずは今週末のカップ戦準決勝で4冠への挑戦となるだけに、見逃せない一戦となりそうだ。