マルティノスのゴールで名古屋を撃破した仙台 photo/Getty Images
名古屋戦で決勝ゴールを奪ったマルティノス
ベガルタ仙台は明治安田生命J1リーグで2位の名古屋グランパスと対戦。劣勢も予想される中で、1-0と勝利した。
マルティノスは42分、相手が中盤でボールを回すと強くプレスをかける。相手がバランスを崩すと味方がボールを奪って、再びマルティノスがパスを受ける。前を向いたマルティノスは、細かいステップで相手を撹乱させると、右サイドへのドリブルでシュートコースをつくる。そのままファーポストへボールを流し込み先制点を決めた。得意のドリブルから突破すると、最後は自らシュートを沈めた。
仙台は37%という支配率の中、シュート7本で1点をもぎ取り勝利した。被シュートは17本ながら、相手のお株を奪う堅守を見せつけて勝ち点3を獲得。マルティノスの一撃が名古屋に痛い黒星を付けさせた。マルティノスは第20節の川崎戦でも後半ロスタイムに同点ゴールをマーク。1位と2位のクラブにゴールを決めており、まさに“上位キラー”となっている。
その要因として彼の独特なリズムと勢いが挙げられる。
しかし、下位相手に簡単にボールロストしてしまうなどムラがある選手でもあるだろう。それも含めて“上位キラー”である所以かもしれない。浦和レッズに所属していた昨季は4ゴールに終わった。仙台へ移籍した今シーズン、上位クラブへの得点を足掛かりにさらなる得点に期待したい。