オーバーエイジ枠に選出された吉田麻也 photo/Getty Images
非常に興味深い一戦となりそうだ
3日の予定されていた日本代表対ジャマイカ代表の一戦は新型コロナウイルスの影響から急遽ではあるが、フル代表とU-24代表の試合が組まれた。まるで漫画のようなこの一戦に、注目度はジャマイカ戦より高まっているはずだ。
ここで気になるのは実際にどちらが強いのかだ。両チームには日本を代表する選手が揃っており、実力は折り紙付きだ。だが、ここはU-24代表が有利に試合を進めることができると考えられる。
まず吉田麻也、冨安健洋、遠藤航の存在が大きい。センターバックを務める吉田、冨安の二人はイタリアで主力としてシーズンを戦い抜いており、遠藤に関してはブンデス屈指のボランチに成長している。他にもマルセイユの酒井宏樹やAZの菅原由勢とサイドバックの人材も豊富だ。前述した3人を主軸に守備陣を形成すれば、後方の安定感は保証されていると言ってもいい。
その点、フル代表のFW陣はどうか。大黒柱であるブレーメンの大迫勇也は今季先発7試合に終わっており、サウサンプトン所属の南野拓実も不甲斐ないシーズンを送った。
カギとなるのは浅野拓磨、フランクフルトの鎌田大地、ヘンク伊東純也あたりだろう。彼らは今季結果を出して帰国している。特に鎌田はドイツの地で12アシストと胸を張れる成績を残した。