今夏移籍の噂が浮上しているノイハウス photo/Getty Images
バイエルンやドルトムントも候補に挙がるが
今季ドイツ・ブンデスリーガでその評価をさらに上昇させた中盤戦士だが、はたして彼は新シーズンにどのクラブでプレイしているのだろうか。中堅クラブで躍動するテクニシャンの周囲が慌ただしくなってきた。
そのテクニシャンとは、ボルシアMGに所属するMFフロリアン・ノイハウス(24)だ。今夏開催されるEURO2020に望むドイツ代表にも選出されている同選手は、狭いスペースも苦にしないボールスキルと視野の広さを持つ中盤戦士。どんな密集地隊でも常に落ち着いてパスを捌き、ルートを見つければピッチ上のどこへでも味方にボールを届けるプレイスタイルから、国内では“NEXTトニ・クロース”の異名も取っている。今季はリーグ戦33試合の出場で6ゴール6アシストを記録した。
そんなノイハウスには現在、さまざまなビッグクラブが関心を寄せている。独『Sport 1』によると、その主な移籍候補にはバイエルン・ミュンヘンやドルトムントの国内組、そしてドイツ人のユルゲン・クロップ監督が率いるリヴァプールの3クラブが挙がっている状況だ。ブンデス屈指の実力を誇るMFと各方面から評価されるだけに、この3クラブがノイハウスに熱い視線を送るのも無理はないだろう。
だが、その3クラブのなかでもノイハウスの獲得に熱心なのはリヴァプールか。同クラブは今夏MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが退団することで、新たな中盤戦士の獲得が急務の課題となっている状況だ。リヴァプールの中盤といえば守備強度に優れたMFが務めるイメージだが、ノイハウスはそのクレバーなディフェンスも評価されている選手。今季ブンデスではチームMF中トップとなる50回のインターセプトを記録していることからも、守備意識の高さは窺い知ることができるだろう(データサイト『SofaScore』より)。
独『Spox』によると、バイエルンとドルトムントもノイハウスの獲得に興味は示しているようだが、リヴァプールほど熱心なアプローチをかけるとは考えづらい状況だという。
もちろんボルシアMG残留の可能性もあるが、気になるドイツ代表MFの今夏における去就。はたして、ノイハウスはEURO終了後にどのような決断を下すこととなるのか。24歳の選択はいかに。