放出候補となっているメンディ photo/Getty Images
イングランドでのキャリアは失敗となってしまった
昨季は惜しくもビッグイヤー獲得とはならなかったマンチェスター・シティ。それでも、プレミア制覇とカラバオ杯の2冠を達成しており、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラ政権も成熟度が増してきた。
そうなると、気になるのがこの夏に行われる人員整理だ。補強についてはハリー・ケインやヌーノ・メンデス、ジャック・グリーリッシュと実力者の名前が挙がっており、何名かはチームに加わることになるだろう。となると、既存戦力の放出は必須となる。そこで英『Manchester Evening News』が放出候補として挙げているのがバンジャマン・メンディだ。
2017年にマンCに加入したメンディ。当時左サイドバックが人材難となっており、モナコでの活躍から大いに期待されての獲得となった。しかし、怪我での長期離脱から始まり、たびたびの負傷でピッチに立つことができなかった。昨季やっとフルシーズンでトップチームに参加していたが、既にオレクサンドル・ジンチェンコがファーストチョイスになっており、2番手にはジョアン・カンセロがその次にはネイサン・アケが戦力となっており、先発は11試合と控えから脱出することは出来なかった。
それでも、出た試合では得点を取っており、クリスタル・パレス戦ではセルヒオ・アグエロにアシストするなど、大仕事もやってのけている。また、年齢も26歳と若く今季は怪我もなくシーズンを終われている。他チームが彼を獲得する際に、一番気になる負傷癖のイメージを少し払拭できたのは大きいだろう。
彼の武器である左足からの高精度クロスも今季は健在であり、移籍金の問題がなければメンディを欲しがるチームは多いはずだ。
今後のフランス代表への招集も考えると、今夏に出場機会を得られるチームに移籍するのがベストな判断だろう。