ひとまずリヴァプールに戻る南野 photo/Getty Images
イングランドで活躍する姿が見たい南野
先日行われた日本対タジキスタンの一戦は、7試合連続ゴールを記録した南野拓実の得点を含む4ゴールを挙げた日本が4-1で白星を挙げた。また、7試合連続でのゴールは過去に本田圭佑が叩き出した記録に並ぶ数字であり、次節の代表戦での記録更新に期待が掛かる。
このように日本サッカーを牽引している南野だが、所属クラブであるリヴァプールでは思うようにプレイ出来ていないのが現状だ。
セレッソ大阪からレッドブル・ザルツブルクに移籍した南野。チャンピオンズリーグではプレミアの強豪リヴァプール相手に1ゴール1アシストの活躍を見せ、翌年に引き抜かれた。当初はモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの通称フロントスリーのバックアッパーとして期待されていたが、出場機会を得られず今冬から同リーグであるサウサンプトンに活躍の場を移している。しかし、セインツでも目立った活躍はなくプレミア2年目である20-21シーズンは幕を閉じた。
ここで気になるのは今後の去就だ。26歳の日本代表だが、このまま行けば来季はリヴァプールで先発の座を勝ち取らなければならない。
英『Hampshire Live』によればリヴァプールの上層部は今夏に南野の売却を検討しているようだ。しかし、指揮官であるユルゲン・クロップは来季の構想に南野を含んでいるとコメントを出しており、まだリヴァプールでのキャリアは続きそうだ。前述した通り上層部に売却の意思はあるが、監督が必要だと明言すればまず残ることはできるだろう。上層部としてもここまで好成績を残しているクロップと仲違いはしたくないはずだ。
とはいえ、南野にとって来季がリヴァプールでのラストチャンスか。