バルサの中盤をコントロールするデ・ヨング photo/Getty Images
どこまで中盤の選手たちが得点部分で貢献できるか
新シーズンのバルセロナはどう変わっていくのだろうか。
まず気になるのは、得点部分だ。
さらに今夏にはグリーズマンの移籍話が浮上しており、手放す場合は昨季チーム2番目のゴールゲッターだったグリーズマンの穴を埋めなければならない。ここはメンフィス・デパイ、セルヒオ・アグエロの新戦力コンビに期待したいところだが、どこまで機能するかは未知数だ。特にデパイは初のリーガ・エスパニョーラ挑戦となるため、計算しづらいところがある。

ペドリのさらなるレベルアップにも期待 photo/Getty Images
メッシだけには頼れない
スペイン『MARCA』によれば、指揮官ロナルド・クーマンが求めているのがMF陣の得点力向上だ。フレンキー・デ・ヨング、ペドリといった選手が対象となるが、MFにはそれぞれ3点から6点ほどを望んでいるという。
特に昨季ブレイクしたペドリには大きな期待がかかっており、さらに上のステージへ到達するうえで得点力向上は1つの課題となるだろう。EURO2020、東京五輪に参加することによる疲労は気になるが、リーガとチャンピオンズリーグのタイトルを取り戻すにはペドリの活躍が欠かせない。
昨季はデ・ヨングとペドリがリーグ戦で3点、セルヒオ・ブスケッツは無得点、リキ・プッチとイライス・モリバが1点ずつ、負傷のあったフィリペ・コウチーニョは2得点となっていたが、MF陣の得点数を増やしていけるのか。メッシ依存を解消するためには、中盤の選手にも決定的な働きが求められている。