PSGはワイナルドゥムをフリーで獲得 photo/Getty Images
新シーズンにロケットスタートなるか
ここまでの移籍市場で最高の動きを見せているクラブを選ぶなら、どこになるだろうか。
まずパリ・サンジェルマンは外せない。
さらに攻撃型ウイングバックのアクラフ・ハキミも加えており、チャンピオンズリーグ制覇への準備は整ったと言っていい。もはや言い訳は許されぬ陣容だ。
プレミアリーグでは、やはりレスター・シティの補強が上手い。ザルツブルクからザンビア代表FWパトソン・ダカ(22歳)を引き抜き、フランスのリールからは同じく22歳のMFブバカリ・スマレを獲得。どちらも今夏の市場で人気だった選手だが、レスターは素早くまとめてしまった。新シーズンもプレミアをかき回す存在となるに違いない。
マンチェスター・ユナイテッドはFWジェイドン・サンチョの獲得をまとめ、現在はレアル・マドリードDFラファエル・ヴァラン獲得案が盛んに噂されている。ここまで補強の人数は多くないが、ヴァランも獲得できれば理想的か。サンチョとヴァランを加えるだけで戦力は飛躍的にアップする。

レスターはザルツブルクから注目のダカを獲得 photo/Getty Images
新シーズンに注目する価値あり
フランスではマルセイユだ。日本では酒井宏樹が退団したことが話題となったが、代わりにクラブはブラジルのフラメンゴから24歳のMFジェルソン、バルセロナから19歳のFWコンラッド・デ・ラ・フエンテ、アーセナルから20歳DFウィリアム・サリバ、22歳MFマッテオ・グエンドウジの2人をレンタルで獲得。
ローマからFWシェンギズ・ウンデルもレンタルで獲得し、ドルトムントからレンタル移籍していた22歳DFレオナルド・バレルディにも買い取りオプションを行使するなど積極的な動きを見せている。昨季は5位だったが、新シーズンはさらに上を目指したいところ。
効果的な補強かは分からないが、バルセロナも注目されている。FWメンフィス・デパイ、セルヒオ・アグエロを加えたことで攻撃陣の編成は大きく変わるはずで、さらに最終ラインでは20歳のDFエリック・ガルシアと22歳のDFエメルソンが合流する。新戦力が融合するならば、興味深い陣容となるはずだ。
効果的な補強だったかはシーズンが始まってみないと分からないが、上記の4クラブは注目する価値がある。開幕から新戦力とともにスタートダッシュを決めてくれるのか楽しみだ。