セルヒオ・ラモスはクラブを去った photo/Getty Images
全体的にまだ補強は不十分
リーガ・エスパニョーラのタイトル奪取へレアル・マドリードの戦力は十分なのだろうか。
今夏はDFセルヒオ・ラモスがパリ・サンジェルマンへ移籍し、続いてセンターバックの相棒だったDFラファエル・ヴァランもマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。
若いエデル・ミリトン、万能DFナチョ・フェルナンデスもいるが、どちらもワールドクラスかは微妙なところ。ラモスとヴァランの退団は痛いだろう。

攻撃もベンゼマ依存は続きそうな気配 photo/Getty Images
今の戦力でリーガとCL狙えるか
中盤はほとんど顔ぶれが変わらない。カゼミロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチの黄金トリオは変わらず、フェデリコ・バルベルデ、マルティン・ウーデゴー、ダニ・セバージョスらもいる。ここは1つのストロングポイントか。
最後に前線だが、ここは昨季も不安があった。得点源として頼れるのはカリム・ベンゼマくらいで、ロドリゴ・ゴエスとヴィニシウス・ジュニオールの若手コンビも得点量産は難しいだろう。
エデン・アザールのコンディションも上がってくるか不透明で、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペのような大型補強がなければ厳しいか。銀河系軍団の呼び声にふさわしい攻撃軍団とは言えないだろう。
指揮官にはカルロ・アンチェロッティが復帰しているが、今後どうチームを強化していくのか。現段階では十分な戦力とは言えず、想像以上に苦しいシーズンとなるかもしれない。