昨季はラウンド4でパリ・サンジェルマンを倒したマンチェスター・シティ photo/Getty Images
楽しみなカードとなった
先日行われた21-22シーズンのCLグループステージ抽選会。マンチェスター・シティの立場から見ると、例年5大リーグの王者が同組にいない比較的楽なグループとなっていたが、今季はパリ・サンジェルマン、ライプツィヒ、クラブ・ブルージュとなっており、グループステージから苦戦することが予想される。
特に厳しいと感じられるのは対PSGか。昨季は決勝トーナメントで対戦し、2連勝でファイナルに進んだマンCだが、内容としては五分五分であった。特にネイマールが中心となるカウンターは非常に強力で、何度もエデルソン・モラレスが守るゴールを脅かされていた。PSGとしては1stレグ、2ndレグ共に退場者を出し自滅した形となっており、それがなければ結果は変わっていたかも知れない。
また、PSGは今季の補強が素晴らしく、多くの実力者を獲得している。ジョルジニオ・ワイナルドゥムは守備で大きく貢献を見せながらも、攻撃でのアクセントを付けられる選手であり、カウンターを武器とするPSGとすればうってつけの補強だ。
それでも付け入る隙はある。攻撃陣にリオネル・メッシ、守備陣にセルヒオ・ラモスと攻守に影響力のある選手が加入しており、以前までのバランスが崩れる可能性がある。特にメッシの守備への貢献度の低さを考えれば、トランジションで勝ることも考えられる。
グループステージから昨季ラウンド4の再戦となったマンC。いきなりの大一番ではあるが、ビッグイヤー獲得を目標と掲げているチームとしてはここでつまずくわけにもいかないか。