今夏の補強は失敗に終わってしまうのか photo/Getty Images
まだ時間は残されている
ハリー・ケイン獲得に失敗し、クリスティアーノ・ロナウドもマンチェスター・ユナイテッドへの加入が決定している。移籍市場閉幕までの時間が少ないこのタイミングでマンチェスター・シティはどのような選択肢を取るのか。
まずはストライカー獲得が急務である。噂には上がっていないが、ハリー・ケインと交渉していたことからマンCがストライカーを欲していることは明確であり、ビッグイヤー獲得のためにもこの夏で獲得したいはずだ。しかし、ケインは残留し、ロメル・ルカクもチェルシーへ移籍しており、ワールドクラスのストライカーが市場に出回っていないことは確かだ。ここで焦ってパニックバイとなる可能性もある。
であれば、昨季と同様に偽9番と今季から新たに挑戦しているフェラン・トーレスの9番、この二つの戦術でシーズンを走り切るのが選択肢としてはベターか。選手たちもCLのファイナルを経験しており、成長しているはずだ。
戦力的に見てもジャック・グリーリッシュを加えており、前線の選択肢は豊富だ。更にポジションが曖昧になっていたガブリエウ・ジェズスが右ウイングとして頭角を現しており、期待感としては昨季より大きい。
また、リアム・デラップに出場機会を与えることが出来る点も大きい。今季もシーズンが進むにつれて過密日程になることが予想されており、嫌でも出場機会に恵まれることになるだろう。そこで活躍すれば、フィル・フォーデンのように一気にブレイクする可能性もある。
このようにストライカーの獲得がなさそうなプレミア王者だが、戦力としては昨季とほぼ変わっていない。