アーセナルの低迷は冨安健洋にとってはチャンスだ 目指すは“吉...の画像はこちら >>

冨安健洋への期待は大きい photo/Getty Images

活躍を期待したい

22歳の若さにして日本代表のセンターバックを務めるDF冨安健洋。今夏での移籍が噂されており、最終的にアーセナルへの加入が決定した。

これまで稲本潤一宮市亮浅野拓磨がアーセナルに加入しており、クラブ史上4人目の日本人選手となった。

しかし、前述した3名はアーセナルで活躍出来ておらず、宮市以外はトップチームでの出場すらないのだ。また、リヴァプールに移籍した南野拓実もベンチを温める時間が続いており、プレミアリーグで継続した活躍を見せたのは活躍できたのはマンチェスター・ユナイテッド時代の香川真司レスター・シティ時代の岡崎慎司、サウサンプトン時代の吉田麻也か。

それでも、冨安の置かれている状況は違う。現状のアーセナルではセンターバックと右サイドバックには信頼できる選手が少なく、絶対的にポジションを確保している選手は一人もいない。活躍次第ではすぐにでもミケル・アルテタ監督の信頼を得られるだろう。特に最終ラインの安定感はチームの成績に直結することが多く、失点に悩まされているアーセナルからすればなおさらのことだ。継続した出場機会が得られれば、プレミアリーグのレベルの高いFWたちと対峙することになり、冨安の成長に繋がるだろう。

低迷中とはいえ、歴史と格のあるチームへ加入した冨安。ここで頭角を現せば、選手としての価値を飛躍的に高めることができ、これはチャンスと捉えることができる。プレミアで言えば同じセンターバックの吉田麻也がセインツでプレイしたが、まずは吉田越えが冨安の直近での目標となるか。

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