デパイは真のエースとなるのか photo/Getty Images
待たれるスターの登場
リオネル・メッシが去ったことが影響しているのは間違いないが、今のバルセロナは21世紀に入ってからクラブワーストに近い攻撃力となっているのではないか。
リーグ戦5試合を消化した段階では、バルセロナは8点しか奪えていなかった。
2003-04シーズン当時は開幕7試合で4点しか奪えず、最終的にはリーグ戦63得点でシーズンを終えている。順位は2位に入っているのだが、納得のいくシーズンではなかった。
状況が変わり始めたのは続く2004-05シーズンからで、夏にMFデコ、FWルドヴィク・ジュリ、サミュエル・エトーらが加入。10番を背負ったロナウジーニョを中心に攻撃を組み立て、リーグ制覇を果たした。
そこから徐々にメッシが頭角を現し、ロナウジーニョからメッシへ王様のバトンが引き継がれた。21世紀のバルセロナには常に攻撃を引っ張る強烈なスターがいたのだ。
しかし、メッシが去った今のチームにそうしたスターはいない。メンフィス・デパイは加えたものの、アントワーヌ・グリーズマンはアトレティコ・マドリードに戻ってしまった。攻撃力は大幅ダウンだ。
若いアンス・ファティが状況を変えるNewスターとなるのか。
同メディアは記憶の中でも最も効果的ではない攻撃陣と批判しており、バルセロナには新たなる攻撃のスターが求められている。