先制点を決めたムバッペ photo/Getty Images
ムバッペが3得点に絡む
パリ・サンジェルマンはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節でライプツィヒと対戦。乱打戦となった試合は、3-2でPSGが勝利した。
試合は開始9分でカウンターからムバッペが先制点を決めた。しかし前半のうちに同点弾を食らうと、57分には逆転ゴールを許してしまい1-2と苦しい状況となる。
フランス代表とPSGで4試合連続ゴール中と絶好調のムバッペが、難しい展開を覆した。ムバッペは右サイドから切り込むと、隣から勢いよく走ってきたリオネル・メッシのスピードを落とさせない的確なパスで同点ゴールをお膳立てする。
シュートはポスト内側に当たって再びメッシが詰めたため、ムバッペのアシストは付かなかったが、彼のチャンスメイクから得点が決まった。さらに74分にも左から切り込むとペナルティエリアでファウルを受けてPKを獲得。このメッシのゴールが決勝点となり、ムバッペは全得点に絡む輝きを見せた。
その中でも特に素晴らしかったのが先制点のシーンだろう。カウンターからユリアン・ドラクスラーがボールを受けたタイミングで中央にいたムバッペは、一気に左サイドへと斜めの動き出しを見せる。ボールを持つとペナルティエリア付近で切り替えてシュートコースを作って決めてしまう。この形は彼がもっとも得意とするパターンだ。
爆発的なスピードを武器に最前線から裏を狙い続けるムバッペ。カウンターから得点までの形が完璧に描けているからこそ、その通りのゴールが奪えているのだ。順調にメッシとのコンビネーションを深めており、両者とプレイ経験が長いネイマールも含めた最強FW陣の完成が待ち遠しい。