フィオレンティーナに所属するサポナーラ photo/Getty Images
イタリア各地を転々
ミランで本田圭佑と同時期にプレイしていたチャンスメイカーはどこへ行ったのか。
当時混乱していたミランでは多くの選手が苦戦していたが、29歳になったMFリッカルド・サポナーラもその1人だ。
サポナーラはエンポリでプレイしていた2012-13シーズンにセリエBにて13得点の結果を残してブレイク。次のシーズンにはミランへ移籍し、大物になると期待されていた攻撃的MFだ。
しかし、ミランでは思うような活躍を披露できなかった。2015年1月には再び古巣エンポリにレンタルで戻ることになったのだが、それ以降のサポナーラを知らないという人も少なくないだろう。
その後のサポナーラは移籍の多いキャリアを過ごすことになり、フィオレンティーナ、サンプドリア、ジェノア、レッチェ、そして今年の冬にはスペツィアにレンタル移籍し、現在はフィオレンティーナに戻っている。年齢は29歳を迎え、思い描いたキャリアとは異なるだろう。
今もフィオレンティーナで確固たる地位を築いているわけではないが、9月のジェノア戦では1得点1アシストと活躍。懸命にセリエAの場で奮闘している。
伊『Calciomercato』は波の激しいキャリアと表現しているが、エンポリ時代に見せていた才能はまだ枯れていないはず。アルフレッド・ダンカン、ジャコモ・ボナベントゥーラ、ガエターノ・カストロヴィッリなどフィオレンティーナには中盤のライバルも多いが、何とか結果を残してほしいところだ。