代表入りにも期待だ photo/Getty Images
今季は15試合でクリーンシート
横浜F・マリノスで今季守護神を務めた男が高丘陽平だ。今季J1で33試合に出場したGKは、絶対的な存在がいない日本代表の守護神にもなれるかもしれない。
横浜FCユース出身の高丘は2014年にトップチームへ昇格すると、2017年には定位置の座を確保する。翌年にサガン鳥栖へと移籍して正GKを務め、昨シーズンから横浜FMへ加入。しかし4試合の出場にとどまり活躍することはできなかった。
今シーズンも序盤戦にゴールマウスを守ったのはオビ・パウエル・オビンナだった。それでもJ1第7節の湘南ベルマーレ戦で今季初スタメンを飾ると、そこから一度も定位置を譲らず。横浜FMの新守護神として名乗りを挙げた。
また今季は33試合の出場で、15試合のクリーンシートを達成。半分近くの試合を無失点で終えており、瞬発力とセービング能力はリーグトップクラスだ。さらに横浜FMでは重要な足元の技術も備わっており、高精度のキックも持ち合わせるすべてにおいてハイレベルな現代型GKといえるだろう。
日本代表は権田修一がゴールマウスを守っているものの、絶対的な存在とは言えないだろう。谷晃生など有望な人材は多いが、日本代表では出場できていない現状がある。今季の日本人でもっともクリーンシートを達成している高丘にも十分なチャンスはあるだろう。