フランクフルトを支える長谷部 photo/Getty Images
ベテランの今こそ全盛期
来年1月18日、フランクフルトMF長谷部誠は38歳の誕生日を迎える。年齢的には大ベテランだが、まだまだブンデスリーガで戦えると感じているサポーターも多いのではないか。
今季も当初は出場機会が限られていたが、チームが苦戦する中で新指揮官オリバー・グラスナーは長谷部に頼る機会を明らかに増やしている。すべてを長谷部効果と呼ぶわけにはいかないが、チームは調子を取り戻して6位まで順位を上げてきている。
18日のマインツ戦でも長谷部はフル出場で1-0勝利に貢献しており、独『Bild』はフランクフルトとのさらなる契約延長の可能性もあると主張している。
グラスナーも長谷部を信頼しているようで、『90min』は「クラブから見ても長谷部との契約をさらに延長することは理に適っている。たとえ毎週出場しなかったとしても、長谷部は重要な役割を果たすのに十分なエネルギーを備えている。長谷部の落ち着きと経験は若手の助けになる」と存在感を称える。
ブンデスリーガにおける外国人通算出場数記録では、現在長谷部は349試合で6位だ。今のペースならばフライブルクやシャルケで活躍した4位タイの元ジョージア代表レバン・コビアシビリ、同じくシャルケやアウグスブルクで活躍した元トルコ代表のハミト・アルティントップ(2人とも351試合)、ブレーメンやヴォルフスブルクで活躍した元ブラジル代表DFナウド(3位で358試合)あたりは超えてくるだろう。
2位は現バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(367試合)となっているが、レヴァンドフスキはまだまだ全盛期だ。長谷部との出場試合数差はなかなか詰まらないだろう。
また1位は元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロで490試合となっており、これを目指すのはあまり現実的ではない。
長谷部自身もこれほど長く海外でプレイすることになるとは想像していなかったかもしれないが、その能力は今も高い評価を受ける。